保険を使った勤務医におすすめの節税方法 その2
前回は明治安田生命のじぶんの積立に加入し、生命保険控除を使って税金の控除を受ける方法を書きました。
保険料の税制優遇には生命保険控除以外にも、個人年金保険料控除と介護保険料控除があります。
介護保険料控除は掛け捨て部分しか、控除が受けられないようなので、あとは個人年金保険料控除を使うかどうかです。
個人年金保険料控除の枠を使うにはJA共済のライフロードという商品が人気のようです。
しかし、個人年金保険料控除の欠点として、原則10年以上の払い込みの予定がないと保険料控除がみとめられません。したがって、払い込んでいるうちはその金額が拘束されることになります。
一方、積立投資の場合はリターンをそのまま再投資することができるため、複利効果で大きなリターンが期待できます。
ということで、10年目時点でどちらのリターンがよくなるか計算してみました。
個人年金保険料控除のために10年で解約を前提に入った場合と、積立投資を10年間複利運用した場合を比べてみる。(加入するべきか迷っているため。)
— ドクターY (@uO1YdtxIHcAR1jR) 2018年5月2日
個人年金保険料控除のの枠を使うため年間8万円の積立とする。
非課税分は
所得税20%のとき10年間で10万8千円
所得税33%のとき10年間で16万円
所得税40%のとき10年間で18万8千円
さらに、1%ポイント還元のクレジットカードで払い込めば10年で8千円分のポイントが付く。
一方年間毎年8万円となるように積み立て投資をするとして、非課税の場合10年後のプラスは
年利3%10年間で約13万2千円
年利4%10年間で約18万2千円となります
このサイトで計算https://t.co/zJsEX1kH57
以上より、10年間での複利運用と比較すると年収によるが、年3-4%非課税枠と同じ位のリターンということがわかった。(課税枠での運用とくらべればもう少し良いリターンか)
この結果から、高い給与所得でたくさん税金を払っている勤務医にとってはまずまずのリターンが期待できるのではないかと思われます。ただし、10年以上経過すると複利運用にどんどん負けていくので、”節税だけ"を目的にするのであれば一度解約して、ETFなんかを買い付け。新規で入りなおすのがよいかもしれない。