VTのアセット・アロケーションと期待値
投資のリターンのほとんどはアセット・アロケーションが決めます。
アセット・アロケーションとはどんな商品をどのような割合で所有するかと言うものです。
そして、株式は日本株、先進国株、新興国株に分けて考えます。
低コストで全世界分散投資できるVT
VTとはバンガード社が販売している、バンガード・トータルワールドストックETFの略です。基本的にはドル建てで手数料や税金が煩雑になりますが、それを凌駕するほどの低コストで人気の商品です。
最近では楽天VTという投資信託の商品も出ており、少額から気軽に投資できるようになりました。
VTのアセット・アロケーション
長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海
というサイトでアセット・アロケーション分析ができるためVTの値をこれに入力してみました。
現時点でのVTの資産比率は先進国株:日本株:新興国株=83:8:9となっています。
そうすると期待リターンは年率5.37%、リスクは年率19.10%となります。
これを効率的フロンティア曲線(上の方に行くほどリスク分散ができており、効率的なポートフォリオといえる)に当てはめると以下のようになります。
もう少し、効率的に運用できそうですね。
ただし、VTの場合はその時々の全世界の資産の割合に従って運用するので(例えば、新興国が伸びてくれば、新興国の割合が増える)何十年もこの割当とは限りません。リスクやリターンの計算も上記のように簡単なものではないでしょう。
私はまだ30代ということでもう少しリスクを取れると考えていますので、VTを参考にもう少し新興国株式の割合を増やしつつ、わずかに債権を混ぜて運用使用と考えています。
もちろん投資分は余裕資金で行います。
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